2013年1月17日木曜日

立ち位置を導入する。

立ち位置を導入する。




地球を無限小の点にして3次元空間の一点に置く。
そこから夜空を見上げてオリオン座の三ツ星を線分に見立てる。

頭部を無限小の点にして列車内空間の一点に置く。
そこから車窓の外に見える「通過する列車全長」を線分に見たてる。

この2つの文から言えること。
線分を見立てた立ち位置があること。

ローレンツとアインシュタインは、
2次元座標に列車全長と光子軌跡を描いたが、
列車全長と光子軌跡を観察した立ち位置を指定しなかった。

代わりに、基準系及び慣性系の原点Oを立ち位置と見なした。
このことが20世紀物理学に混迷をもたらしました。

この文章を現在読まれる貴殿には、2つの態度をお願いしたい。
教科書に書かれていることと、私が披露することになった新説。
どちらが21世紀の物理学にふさわしいか。

もう一つは、新説を宣(のたま)う気違いを軽く診察する気分で。
危険で時間の浪費にもなる作業ですから、お暇なときにどうぞ。


中学生の幾何の授業。
三角形斜辺2つを均等に分割する中点を結ぶと、底辺と平行になる。
底辺に平行な線分で三角形を分割すると、元の三角形の相似形が得られる。

「列車の窓」の代わりに「部屋の窓」を使います。
部屋の中にいる観察者の頭部をピンホールカメラに。
ピンホールカメラの極小穴を点とし、視座。
http://ejje.weblio.jp/content/視座
a standpoint

窓枠を視野としましょう。視座からの視野。
窓枠内を視野内。
視野内の注目している点を、注視点、視点とします。
http://ja.wikipedia.org/wiki/視点

日本語では視座と注視点両方の意味で
視点という言葉が使われるようですが、

マックスウェルの電磁気学が成立する迄、
視点を視座と注視点に分離する必要がなかったのでしょう。

ところが光速度一定という条件を空間に導入すると、
視座と注視点、つまり、観察者の立ち位置と原点Oを
同一化、同一視した不具合が発生し、それに振り回されたのが20世紀でした。

高性能なカメラなら弾丸がファインダー、カメラの開口部に向かって来る
姿を捉えることができます。直後に衝撃。

しかし、レーザーに狙われたことを感知したときにはもう遅いのです。
光速よりも早く情報を得ることは、量子力学の世界を除けば不可能になりました、

特殊相対性理論は近接作用と遠隔作用の論議を呼び起こしたにもかかわらず、
ピンホールカメラのファインダー、極小穴と窓ガラス枠が空間的に
離れている事実に注目しませんでした。

また、窓の外の風景、街路樹や建物や丘は、窓ガラス枠から空間的に
離れている事実に注目しませんでした。

特殊相対性理論の見慣れた絵図。
列車中央で左右に放たれた光子2つは、列車内の乗客には
「進行方向前方客車への扉出口と進行方向後方客車への扉出口に同時に当たる。」
ように見えるそうですが、

列車の外で、列車が動いて見える人には、
「先に進行方向後方扉出口に光子が当たるのが見える。」という見慣れたこの絵図です。

この絵図こそ、20世紀の物理学を騙し通したトリックなのです。

この絵図が事実を表していないとき、観察の事実をモデル化していないとき、
20世紀を騒がした特殊相対性理論は終わりを告げ、21世紀の物理学が
始まりました。

では、ちょっと復習。窓枠内のガラス平面が、

「観察者の立ち位置」と「風景を構成する部品、街路樹や建物や丘」を内外に隔てる。
ローレンツとアインシュタインは空間構成をガラス平面にだけ注目し、
ローレンツ変換で普遍的な座標変換を成したと思い込んだ。

光速度一定により

ガラス平面から「観察者の立ち位置」へ情報が伝わるのに
有限時間が必要となる。
「風景を構成する部品、街路樹や建物や丘」からガラス平面に情報が伝わるのに
有限時間が必要となる。

この事実を忘れ、言葉に操られたイメージだけで思考実験をした。














列車本物。
窓枠に映った列車映像。
窓枠から離れた位置にある網膜。

従来、アインシュタインの思考実験では、
窓枠内平面を xy座標に描き直しただけだった。
そこに奥行き概念を導入した。

これだけだと3次元空間の情報遅延だけを処理すれば
新しい説ができるように思えるが、

相対性という概念そのものを検証すると、

緑の窓枠。
赤の網膜を点と見做した枠。
オレンジの列車内空間という枠。

描いてないが、「列車本物(容積を持つ)の
過去現在未来位置と緑窓枠までの奥行き。」
を含む3次元空間と思われる空間という枠。

これらの枠を同時に認識する枠。

さらに認識枠そのものを動かすことができる
数学座標の原点Oの取り方。がある。


そして数学や物理の対象だけを認知する四角い座標と違って、
狙うものは狙われている戦場空間では、

















天文学と同じく、方向が重要性を持つ。
















我迎撃機正面を横切る敵機がイギリス艦を狙う

0度 映像方向先の不在
1度 画面に見えないが敵現在位置方向推定
2度 敵撃墜位置方向予想

地球上の我現在位置瞬間からの方向。

シーハリアー
ホバリングして地球上の緯度経度を変えない状態でも、
飛行して地球上の緯度経度を変える状態でも同じ。

瞬間にとって同じ。



ここからは宣伝。続きが読みたくなるように。

時空に「己の身体」「窓ガラス」「列車やホーム。線路に枕木」
を配置して、相対性とはいかなるものかを追求していきます。

その結果、なぜGPSはローレンツ変換を使って正しい答えを出せるのか。
ミューオン寿命の正体を相対性概念でイメージから解き放ち、
己の身体存在を加えた時空から、ビッグバン仮説と恒常宇宙論を結び付けます。

これにより量子力学が対象とする時空を座標に描くことが可能になるのでは。


では、続きをどうぞ。


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ニュートンの慣性の法則。

等速直線運動がいつまでも真っ直ぐ続くイメージ。と、

地球を点にし、月軌道を円。
円の接線。接線方向へ瞬間だけ成立するイメージ。

四角い座標と丸い座標。

20130117 13:10